フェイスリフトをしてもらったと、ある日、友達が嬉しそうに話してくれました。確かに、そう言われれば、目尻のしわが少なくなったみたいです。ここが微妙なのです。しわが全く消えてしまったとは言いません。少なくなったみたい、なのです。担当の先生は、天才ですね。しわが完全に消滅しましたというのは、よく見知っている人間関係ではかえって気持ち悪いです。歳だって知っているのですから、そんな簡単に老化現象に逆らえるはずはありません。ちょっと若返ったかなという程度が一番理想的だと思います。フェイスリフトに完全完璧若返りを求めるのは、かえって危険なことだと思います。どうしたって、たるんでいるものはたるんでいるのです。ぴしっと張り詰めた肌などと考えても、能面になってしまって、感情表現さえ自由に出来ないようでは、アンドロイド並みですよね。身動き一つ取れないようながんじがらめの人口面は、気持ち悪いだけです。人間はあくまでも、人らしい温かさと無意味に見えるゆとりの部分が必要です。顔立ちも、若く見えればよいというだけではありません。高齢になっても、歳に関係ない若くはつらつとした心がのぞいていると、老いると言うことに対する考え方も変わります。フェイスリフトは、そこそこのところでよしとしましょう。
